○地図講演会


世界遺産、骨寺村の景観
−荘園絵図を読み解く−

吉田敏弘氏
(国学院大学文学部教授)

日時
7/20(日)
13:30〜15:00

会場
岐阜県図書館1階 多目的ホール

講演要旨
鎌倉時代の絵図に描かれた荘園景観の痕跡をとどめる一関市本寺地区。ここにはいまも、磐井川段丘の微地形を反映する曲線状の用水路・畦畔網が残り、伝統的な水田農村の景観を今に伝えている。これまでに何度も立ち上がっては消えた圃場整備の計画。地域住民は、なかなか実現しない圃場整備に見切りをつけ、景観保全の道を選択した。その結果、この地区は平泉世界文化遺産のコアゾーンのひとつに推薦され、2008年7月の本登録を待っている。この講演では、荘園絵図から中世骨寺村の景観を読み解き、天台修験勢力と深くかかわる村の成立事情を探るとともに、この村の中世以来の開発プロセスを再構成して、現在まで残存する景観要素のオーセンティシティ(真正性)を証明し、世界遺産としての学術的価値を明らかにしたい。

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